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敷布団の下にマットレスはNG?悪影響を避け快適な寝心地を実現する解決策

快適な睡眠環境を追求する中で、敷布団とマットレスの組み合わせ方に悩まれる方は少なくありません。
特に敷布団の下にマットレスを敷くという選択は、一見寝心地や衛生面でのメリットがありそうに見えますが、実は思わぬ落とし穴があることも。
この組み合わせが、かえって寝具の性能を低下させたり、健康を損なう原因になったりする可能性も否定できません。
今回はその具体的な影響と、より快適な睡眠を得るための賢い方法について掘り下げていきます。

敷布団の下にマットレスを敷くことの悪影響

カビやダニの温床になる

敷布団とマットレスを重ねて使用すると、両者の間に空気の通り道がほとんどなくなり、湿気がこもりやすい環境が生まれます。
人は寝ている間にコップ一杯分もの汗をかくと言われていますが、この湿気が適切に放出されないまま蓄積されると、敷布団とマットレスの間にカビが繁殖する原因となります。
さらにカビはダニの餌となるため、アレルギーや喘息の原因となるダニも大量に発生しやすくなり、衛生状態が著しく悪化してしまうのです。

 

寝姿勢が崩れ寝心地が悪化する

敷布団の下にマットレスを敷くと、かえって寝心地が悪化することがあります。
これは「底つき感」とは異なり、組み合わせることで体が不安定になることが原因です。
特に柔らかいマットレスの上に敷布団を敷くと、体が適切に支えられず、最も重い腰部分が必要以上に沈み込みやすくなります。
体が「くの字」に曲がった不自然な寝姿勢が続くため、寝返りが打ちにくくなったり、腰痛の原因になったりして熟睡を妨げる要因となりかねません。

マットレス本来の機能を発揮させない

マットレスは、その素材や構造によって体圧分散性や寝姿勢のサポート機能が設計されています。
しかしその上に厚みのある敷布団を一枚敷いてしまうと、マットレスが持つ本来の通気性や、体の曲線に合わせて沈み込み体圧を均等に分散させる機能が著しく損なわれます。
結果としてマットレスの設計思想とは異なる使い方となり、期待していた寝心地やサポート効果を得られず、マットレスの寿命を縮めてしまう可能性さえあります。

敷布団の寝心地を改善する代替策は?

トッパー(オーバーレイ)を敷布団の上に追加する

敷布団の寝心地を改善したい場合、敷布団の「上」に「トッパー(またはマットレスパッド、オーバーレイ)」を敷く方法が有効です。
トッパーは寝具全体の硬さや柔らかさを微調整するために用いられます。
敷布団の上に敷くことで、沈み込みすぎるのを防いだり、逆に適度な柔らかさを加えたりすることが可能です。
これにより敷布団の通気性を大きく損なうことなく、自分好みの寝心地に近づけることができます。

 

高機能な敷布団に買い替える

現在の敷布団に不満がある場合、根本的な解決策として、より機能性の高い敷布団への買い替えを検討するのも有効です。
例えば体圧分散性に優れた高密度のウレタンフォームや、保温性と放湿性のバランスが良い羊毛混、通気性と耐久性を両立させたポリエステル綿など、素材や構造によって様々な特徴を持つ敷布団が存在します。
これらの高機能な敷布団は、薄くてもしっかりとした寝心地や、優れた吸湿・放湿性による快適な温度・湿度調整機能を持つものが多く、寝心地の悪さを解消し、より質の高い睡眠環境を実現してくれるでしょう。

敷布団とマットレスどちらを選ぶべきか

敷布団は通気性と手軽さを重視するなら

敷布団は、その軽さゆえに移動や収納が容易であり、定期的に天日干しすることで湿気やハウスダストを効果的に除去できるという大きなメリットがあります。
特に畳の部屋やフローリングの上で直接使用する場合、通気性を確保しやすく衛生的に保ちやすい点が魅力です。

また来客用など一時的に使用する場合にも手軽で便利です。
通気性の良さと日々の手入れのしやすさを最優先したい方、そして布団の上げ下ろしが苦にならない方には、敷布団が適していると言えるでしょう。

 

マットレスは体圧分散と寝心地を重視するなら

マットレスは、その構造上、体の凹凸に合わせて適切に沈み込み、体圧を効果的に分散させる能力に優れています。
これにより睡眠中の体の特定の部位への負担を軽減し、血行を妨げることなく、自然な寝返りをサポートするため、より深いリラクゼーションと質の高い睡眠を得やすくなります。
またベッドフレームと併用することで床からの湿気や冷気を遮断し、快適な寝床内環境を保ちやすいという利点もあります。
本格的な寝心地を追求し、長期的に快適な睡眠環境を確保したい方には、マットレスが有力な選択肢となります。

まとめ

敷布団の下にマットレスを重ねる方法は、湿気がこもりカビやダニの温床となる、寝姿勢が崩れ寝心地が悪化する、マットレス本来の機能が損なわれる、といった悪影響を引き起こす可能性が高いことがわかりました。
寝心地を改善したい場合は、敷布団の上にトッパーを敷いて調整するか、高機能な敷布団に買い替えるといった代替策が推奨されます。

しかし、なぜ敷布団とマットレスを重ねようと思ったのでしょうか。
それは恐らく、今お使いの敷布団かマットレスのどちらかに、寝心地の不満があるからではないでしょうか。
敷布団とマットレスのどちらが自分に合うのか、あるいはトッパーで解決できるのかは、ネットの情報だけでは判断が難しいものです。
快適な睡眠への第一歩は、ご自身の体に合うかどうかを「試寝」してみることに尽きます。

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