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スプリングなしマットレスの特徴とメリット!失敗しない選び方も紹介!

寝具選びにおいて、従来のコイル式マットレスとは異なるアプローチを求める声が高まっています。
特に、軽量性や扱いやすさ、そして多様な素材によって生み出される快適な寝心地を期待して、スプリングなしマットレスに注目が集まっています。
今回は、こうしたスプリングなしマットレスがどのような特徴を持ち、私たちの睡眠環境やライフスタイルにどのようなメリットをもたらすのかを掘り下げていきます。
さらに、数ある選択肢の中から、ご自身の体型や好みに最も合った一台を見つけるための具体的な選び方についても詳しく解説します。

スプリングなしマットレスの特徴

ウレタンやファイバー素材が中心

スプリングなしマットレスは、一般的にウレタンフォームや高反発ファイバー、ポリエチレン素材といった、コイルを使用しない多様な素材で構成されています。
ウレタンフォームは、その密度や構造によって柔らかさから硬さまで幅広い寝心地を実現し、体圧分散性に優れるものが多いのが特徴です。

一方、高反発ファイバー素材は、通気性が高く、ヘタリにくい、そして丸洗いできるといった機能性を兼ね備えている製品が多く、常に衛生的な睡眠環境を保ちたい方におすすめできます。
これらの素材は、それぞれ異なる特性を持ちながらも、コイル特有の沈み込みや振動がなく、一体感のある寝心地を提供する傾向にあります。

コイル式とは異なる構造

コイル式マットレスが、金属製のバネ(コイル)が独立または連結して体を支える構造であるのに対し、スプリングなしマットレスは、一枚板状や層状に重ねられた素材そのものがクッション機能と体圧分散を担います。
この構造の違いにより、コイル式特有の「底付き感」や、隣で寝ている人の動きが伝わる「振動」が大幅に軽減されることが期待できます。
また、構造がシンプルであるため、マットレス全体の厚みを薄く設計することも比較的容易であり、デザインの自由度や携帯性の向上にも繋がっています。

スプリングなしマットレスのメリットとは?

処分や移動が容易

スプリング(金属コイル)を使用していないため、マットレス自体の軽量化が図られており、女性一人でも持ち上げたり移動させたりすることが格段に容易になります。
これにより、部屋の模様替えの際にベッドメイキングが楽になるのはもちろん、引っ越しや部屋の掃除の際にも負担が軽減されます。
さらに、使用済みのマットレスを処分する際にも、金属が含まれていないため、自治体によっては一般ごみとして処理できたり、リサイクルが容易であったりと、処分にかかる手間や費用を抑えられる場合が多いというメリットがあります。

収納や省スペース化に有利

素材の特性上、折りたたみやすく、かつ軽量であるスプリングなしマットレスは、収納スペースを有効活用する上で非常に有利です。
三つ折りや四つ折りが可能なモデルが多く、使用しない時はコンパクトに畳んでベッド下やクローゼットに収納できます。
これにより、限られた居住空間を広く使いたい方や、来客用の寝具を頻繁に準備する必要がある方にとって、省スペース化に大きく貢献します。
また、ソファベッドのように使用できるタイプもあり、多様なライフスタイルに対応しやすい点も魅力です。

手頃な価格帯が多い

一般的に、コイルの製造や組み立てといった工程が不要なため、スプリングなしマットレスはコイル式マットレスと比較して、手頃な価格で購入できる製品が多い傾向にあります。
入門用として、あるいは特定の期間だけ使用したい場合など、初期投資を抑えたいユーザーにとって魅力的な選択肢となります。
もちろん、高機能な素材や特殊な構造を採用した高級モデルも存在しますが、基本的な機能を持つ製品であれば、比較的安価で質の良い睡眠環境を手に入れることが可能です。

自分に合うスプリングなしマットレスの選び方

硬さは体型や寝姿勢で決める

マットレスの硬さは、快適な睡眠と体のサポートに直結する最も重要な要素の一つです。
一般的に、体重が重い方や、横向き寝が多い方は、体をしっかりと支え、寝返りを打ちやすい適度な硬さ(硬め〜非常に硬め)を選ぶことが推奨される傾向にあります。
これにより、腰への負担が軽減され、体の沈み込みすぎを防ぐことができます。

一方、体重が軽い方や、仰向け寝が中心の方は、体の曲線にフィットしやすく、適度なクッション性を持つやや柔らかめ〜普通の硬さのものが、体圧分散の観点から適している場合があります。
ただし、硬さの感じ方や相性は個人差が非常に大きいため、可能であれば実際に寝心地を試してみることが理想的です 。

素材は好みの寝心地で選ぶ

スプリングなしマットレスに使われる素材は、それぞれ異なる寝心地や特性を持っています。
例えば、高密度ウレタンは、しっとりとした感触と優れた体圧分散性で体を包み込むような寝心地を提供しますが、通気性がやや劣る場合があります。

一方、高反発ファイバー素材は、弾力性に富み、寝返りがしやすいシャープな寝心地と高い通気性が特徴です。
また、低反発ウレタンは、ゆっくりと沈み込み、体の形にフィットする、まるでオーダーメイドのようなフィット感を得られますが、通気性や寝返りのしやすさには注意が必要です。
自分の好みとする寝返りのしやすさ、フィット感、温度変化への快適さなどを考慮して素材を選ぶことが、満足度を高める鍵となります。

厚さや通気性も考慮する

マットレスの厚みは、寝心地の快適さや耐久性、そして床からの冷気や湿気の影響をどの程度受けるかに影響します。
一般的に、厚みがあるほどクッション性が高まり、寝心地が向上する傾向がありますが、その分、重量が増し、収納性が低下する可能性もあります。

また、通気性は、寝ている間の蒸れを防ぎ、快適な睡眠環境を維持するために不可欠な要素です。
特に夏場や湿度の高い時期には、通気性の良い素材や構造(例:ファイバー素材、メッシュ生地、工夫された内部構造)を選ぶことが、寝汗による不快感を軽減し、衛生的な状態を保つ上で重要となります。

まとめ

スプリングなしマットレスは、ウレタンやファイバーといった多様な素材を核とし、コイル式とは一線を画す構造を持つ寝具です。
その最大の魅力は、軽量で折りたたみやすく、処分や移動が容易である点、そして収納性に優れ省スペース化に貢献する点にあります。
手頃な価格帯の製品が多いことも、多くのユーザーにとって嬉しいポイントと言えるでしょう。

自分に最適な一台を選ぶ際には、ご自身の体型や寝姿勢に合った適度な硬さ、好みの寝心地を提供する素材、そして快適な睡眠環境を支える厚さや通気性を慎重に検討することが不可欠です。
しかし、ネットの情報や専門知識だけでは、最高の寝具を見つけることはできません。
体とマットレスの相性は、実際に寝て試さなければ分からないため、試寝(ししん)が最も確実な近道となります 。

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体に合った寝具は、睡眠の質を高め、体調や心を整え、「目覚めた瞬間から、人生が変わる」ほどの影響を与えます 。
ぜひ、ご自身の体に寄り添う「自分だけのパートナー」を見つけるための第一歩を踏み出してみませんか 。

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