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マットレスのへたりを自宅で確認する方法!交換サインの見極め方

マットレスを使い続けていると、いつの間にか寝心地が変わってしまったように感じることがあります。
朝起きたときに体のどこかに違和感があったり、以前のようにぐっすり眠れていないと感じたりする日々が続くと、マットレスの状態が気になり始めるものです。
しかし専門知識がないと、本当にへたってきているのか、それとも単なる一時的な疲れなのか判断に迷うことも少なくありません。
ここではご自宅で手軽にできるマットレスのへたり具合のチェック方法や、特に注意すべき箇所、そして交換を判断する目安について詳しく解説していきます。

マットレスのへたり具合を自宅で確認する方法

*体重をかけて沈み込みをチェックする

マットレスのへたり具合を把握する最も直接的な方法は、体重をかけて沈み込み具合を詳細に確認することです。
まずマットレスの中央部分にゆっくりと腰を下ろし、その際の沈み込みの深さを注意深く観察してください。
新品時やへたりが少ない状態であれば、適度な反発力で体の形に合わせて自然に沈み込みます。
しかしへたりが進んでいると、必要以上に深く沈み込み、体がマットレスに包み込まれるような感覚が強くなります。

さらに座った状態からそのまま仰向けになり体を横たえると、体圧のかかり具合による沈み込みの差をより正確に感じ取れます。
体重をかけた際にマットレスが本来の弾力性を失い、頼りなく感じられるようであれば、へたりが進んでいるサインと言えるでしょう。

*目視で表面の凹凸や歪みを見る

マットレスの表面を目視で確認することは、へたり具合を客観的に把握するための有効な手段です。
まず部屋の照明を明るくし、マットレス全体を様々な角度から注意深く眺めてみてください。
特に普段寝ている場所や、体重が集中しやすい中央部分に、不自然な凹凸やへこみができていないかを確認します。

またマットレスの端や角の部分が垂れ下がっていたり、全体的に歪んでいたりしないかもチェックしましょう。
マットレスの生地にシワが寄っていたり、縫い目が引っ張られているような箇所が見られる場合も、内部の詰め物が偏ったりへたったりしている可能性を示唆しています。
さらにマットレスを横から見て、全体が水平に保たれているか、あるいはどこか一部分が不自然に傾いていないかを確認することも重要です。

*寝返りを打って感触の変化を確かめる

実際にマットレスの上で寝返りを打つ動作は、へたり具合を体感として把握する上で非常に役立ちます。
普段通りに寝返りを打ってみて、その際の感触に以前との違いがないか注意深く意識してください。
へたりが見られるマットレスでは、寝返りを打つ際にスムーズに体が動かず、どこかに引っかかりを感じたり、不自然な沈み込みによって体が安定しなかったりすることがあります。

また寝返りのたびに、体の特定の部分がマットレスに強く当たり、ゴツゴツとした感触や、逆に柔らかすぎて底付き感を感じる場合も、内部構造の劣化が考えられます。
寝返りは睡眠中の自然な動きですが、その動きがスムーズに行えない、あるいは不快感を伴うようであれば、マットレスのクッション性やサポート力が低下している兆候と捉えることができます。

マットレスのへたりやすい箇所はどこか?

*体重が集中する中央部は最もへたりやすい

マットレスの中でも、最もへたりが生じやすいのは、日常的に体重が集中してかかる中央部分です。
人が仰向けに寝た際、体の重みは主に腰や背中、臀部といった体幹部分に集まります。
これらの部位はマットレスの最も幅が広い中央部分に位置することが多く、毎日繰り返し強い圧力がかかるため、内部のコイルやウレタンフォームといったクッション材が最も早くへたってしまう傾向にあります。
特に一人で寝ている場合や、寝返りが少ない人は、常に同じ箇所に負荷がかかり続けるため、中央部分のへたりが顕著になりやすいと言えます。
この中央部分のへたりは、マットレス全体の耐久性を大きく左右する要因となります。

*端や角は体重のかかり方でへたりが生じやすい

マットレスの中央部だけでなく、端や角の部分も、特定の条件下ではへたりが生じやすい箇所となります。
例えばマットレスの端に座る習慣がある場合、その部分に繰り返し圧力がかかるため、端の構造が弱くなり、へたりにつながることがあります。

またマットレスの端に寝る癖がある場合や、寝返りの際に頻繁に端に体が当たってしまう場合も、端部分のクッション材が圧縮され、サポート力が低下する原因となります。
さらにマットレスを立てかけて保管したり、運搬したりする際に、角に無理な力が加わると、その部分の構造が損傷しやすいことも考慮すべき点です。
このように端や角は中央部とは異なる形で、使用方法や取り扱いによってへたりが生じるリスクを抱えています。

*寝返りの軌道上は負荷がかかりやすい

寝返りは睡眠中の体の位置を調整し血行を促進するために不可欠な生理現象です。
しかし頻繁に同じような場所で寝返りを打つと、その箇所に繰り返し負荷がかかります。
寝返りを打つ際は、体をひねる動作で局所的に強い圧力がかかるため、マットレスの内部構造や詰め物が圧縮されやすくなります。
長期間にわたって同じ寝姿勢や寝返りのパターンが繰り返されると、その軌道上のクッション性が失われ、マットレス全体の均一な耐久性を損なう一因となります。

マットレスのへたり交換を検討すべきサインは?

*寝心地が悪化し熟睡できなくなった

マットレスのへたりが進行すると、最も顕著に現れるサインの一つが、以前のような快適な寝心地が得られなくなることです。
具体的には、寝返りを打つたびに体が不自然に沈み込んだり、逆に硬さを感じてリラックスできなかったりするようになります。
マットレスが体を適切に支えきれなくなることで、寝ている間に体が本来あるべき自然なS字カーブを保てなくなり、寝姿勢が崩れてしまいます。

その結果、寝返りの回数が増えたり、眠りが浅くなったりして、熟睡感が著しく低下します。
朝起きたときに疲れが取れていない、あるいは日中の眠気を感じることが増えた場合は、マットレスのへたりが原因で睡眠の質が低下している可能性が高いと考えられます。

*体に痛みや不快感を感じるようになった

マットレスのへたりが進むと、体に様々な痛みや不快感が生じることがあります。
これはマットレスが体圧を均等に分散できなくなり、特定の箇所に過度な圧力がかかり続けることが原因です。
例えば肩や腰、臀部といった体の出っ張った部分がマットレスに強く押し付けられ、血行が悪くなることで、翌朝に痛みとして現れることがあります。

またマットレスの内部構造が劣化し、コイルが飛び出していたり、詰め物が偏っていたりすると、体に直接的な刺激が伝わり、チクチクとした痛みや、ゴツゴツとした不快感を感じることも少なくありません。
これらの体の不調は、マットレスが本来果たすべき体へのサポート機能を失っている明確なサインであり、放置すると慢性的な体の痛みに繋がるリスクがあります。

まとめ

マットレスのへたり具合は、自宅である程度確認できます。
体重をかけた際の沈み込み、目視での凹凸、寝返りの感触の変化などを通じて、マットレスの状態を把握することは可能です。
特に体重が集中する中央部や、寝返りの軌道上はへたりやすい傾向にあります。

寝心地の悪化や体に痛みを感じるようなら、それはマットレスが交換時期にあるサインかもしれません。
しかし、これらはあくまで目安です。
本当に今のマットレスが自分に合わなくなっているのか、次に買うべきマットレスはどんなタイプなのかは、ネットの情報だけでは分かりません。
最高の寝具を見つけるには、実際に寝て試すことが一番の近道です 。

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