シモンズの辿り着いた答え。新並行配列とは?
こんにちは。Me THE Me ブランドベッド専門店メザメの佐藤です!
ホテルで見かけることも多く、人気が高いシモンズ。
何故その地位を築くに至ったのか、今日はその歴史の一部をご説明します。
まずシモンズは1925年にコイルを袋に高速で封入する機械を開発し、ポケットコイルの商品化に成功しました。
今年がちょうど100周年の節目なんですね!
そんな長い歴史の中で新しい開発も多く、常にベッド業界のリーディングカンパニーとして進化を続けてきました。
そしてポケットコイルをどのように配列するのかにも歴史があります。
シモンズは元々コイルを交互に詰め高密度に配置する「交互配列」を採用していました。
しかし交互配列はコイル同士の摩擦部分が多くなってしまったり、縁の部分に空白部分が出来てしまうためマットレス周囲の強度も劣るという面がありました。
さらに交互配列ではコイル同士の上部が干渉して凹みから戻って来なくなってしまうことがあったり、コイルが隙間なく密集しすぎて通気が悪かったりするという問題も出てきました。
そこでシモンズは「並行配列」を採用するようになりました。
コイル同士の摩擦点は減り、密度が下がったことで通気性も向上。
さらにマットレス縁部分にも隅々までまっすぐコイルが並んでいて空白部分がないので、マットレス周囲の強度も改善し交互配列の問題をしっかりと解消しました。
しかしながら交互配列にも良い点はあります。
コイル数が多くなるので、きめ細かく身体を支えてくれる。
さらにコイル一本あたりへの負担が減り、コイルの耐久性は高い。
そこでシモンズが辿り着いた答えが「新並行配列」です。
コイルの径を細くすることで隙間部分を少なくし、使われているコイル数を多くしました。
またより細かい点で身体を支え、体圧分散性を向上させることにも成功しました。
これにより通気性、耐久性、体圧分散性に総合的に優れたバランスの良い配列が完成したのです。
さらに配列だけではなくコイルの形を樽型にすることでコイル同士の摩擦面を少なくしたり、コイル同士の接着部分はホットメルトというNASAでも使われる技術が使われるなど他の要素からも耐久性を高めました。
引っ張ってもびくともせず、接着の強さが感じられます。樽型により中央部分のみが接着されていることがわかります。
そして通気性に関してはコイルをしまう袋に特殊技術(ニードルパンチ製法)を施した不織布を使用しており、引張・引裂強度が高く、通気性も高いです。
このようにコイルのユニットに自信を持っているシモンズだからこそ詰め物に頼らずコイルスプリング自体の弾性で様々な寝心地を作り上げているのです。
当店ではシモンズ製品を多数取り扱っておりますので、ぜひお店で横になってみてください。
ただいまメザメでは上記シモンズ製品をふくめた、期間限定でベッド・マットレスなどがお得になるキャンペーンを開催中です♪
下記リンクにてキャンペーン内容をご確認いただけます♪
皆様のご来店を心よりお待ちしております!