不快な音を消す「サウンドマスキング」をご存じですか？
こんにちは。 Me THE Me ブランドベッド専門店メザメの山下です。
みなさんは「サウンドマスキング効果」という言葉を聞いたことがありますか？
直訳すると、sound=音を、masking=覆い隠す、包み込むといった意味ですが、直訳のとおり「音を鳴らして不快感などを取り除く効果」のことを指します。
オフィスや病院などでは、他者に聞かれたくないようなプライバシー情報を他の音楽を流すことで漏れないようにしていることがあります。また、周りの声や音があると集中できない場合に音楽(環境音)を流すことで集中力を向上させるということもしています。
ただ今回ご紹介する「サウンドマスキング効果」は、少し意味合いが違います。
突然ですが、皆さんこれに近いような体験をしたことはないでしょうか？
・ホテルに泊まった時、部屋の中がすごく静かで中々眠れず、テレビを見ながら横になっていたらいつの間にか寝ていた。
・虫の声を聴きながら寝るとリラックスして寝られる。
ちょっと大げさな例かもしれませんが、上記の例にもサウンドマスキングが使われています。
人間は元々静かな空間ではなかなか眠ることが難しいとされています。これは人間が類人猿だった時の名残で体が緊張状態になり静かな空間に出るちょっとした音などが気になってしまうみたいです。
ちなみに、サウンドマスキングでよく使われるのは、人の歌声が入ったような曲ではなく、風の音や波の音などのいわゆる環境音が多いです。基本的に音には周波数があり、人間が不快に思う周波数の音を違う周波数の音で消したり、好ましい周波数の音を聴くことで緊張がほぐれます。
また、年齢や個々人で聞き取れる周波数も違うので、人によっては車の走行音や、洗濯機の可動音などでもリラックスできる人もいるみたいです。
余談ですが、私の通っている歯医者さんでは、テレビ番組の代わりに沖縄の海の映像をずっと流していて、波の音がずっと聴こえるので自然とリラックスした状態になっています。小さなお子様にとって歯医者さんはとても怖かったり緊張したりするところなので、こういった工夫で緊張を解いたりしているんだと感心しました。
話は戻りますが、上記のように静かな空間でなかなか眠れないという方や物音が気になって眠れないという人は、この「サウンドマスキング」を応用してみてはいかがでしょうか。お金をかけずに快適な眠りを得られるかもしれませんよ。
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