マットレスで背中が痛い原因は?寝姿勢を支える正しい選び方をプロが解説
多くの人が日々感じる背中の痛み。
その原因は、実は思いがけないところに潜んでいるかもしれません。
特に、睡眠中に体をしっかり支えられないマットレスを使っていると、無意識のうちに背中に負担がかかり、朝起きたときに痛みを感じることがあります。
背中の痛みを根本から改善するためには、日常生活の見直しとともに、「自分に合ったマットレス選び」がとても重要です。
今回は、名古屋大須のブランドベッド専門店「メザメ」が、背中の痛みが起こる原因と、それを和らげるためのマットレス選びのポイントを専門家の視点で詳しく解説します。
背中が痛い原因は?
1.不適切なマットレスが原因
背中の痛みの原因として非常に多いのが、「体に合っていないマットレス」の使用です。
マットレスが体を適切に支えられないと、寝姿勢が崩れて脊椎に負担がかかり、筋肉や関節が常に緊張した状態になります。
たとえば、長年使用してへたってしまったマットレスや、柔らかすぎて腰が沈み込むタイプを使っている場合、背中の一部に過剰な圧力がかかることがあります。
逆に、硬すぎるマットレスでは体が浮いたようになり、背中や肩甲骨の部分に負担が集中します。その結果、朝起きたときに背中のこわばりや痛みを感じやすくなるのです。
2.生活習慣が背中の健康に与える影響
日常生活での姿勢や行動も背中の状態に大きく関係しています。
デスクワークやスマートフォンの長時間使用で前かがみの姿勢が続くと、背筋が弱まり、背骨を支える筋肉のバランスが崩れます。
さらに、運動不足やストレッチの習慣がない人は、筋肉が固くなり血行が悪化するため、睡眠中に疲れが取れにくくなります。重い荷物を無理な体勢で持ち上げる、冷えやストレスによって筋肉が緊張する、なども慢性的な背中の痛みの原因です。
3.医学的見地からの背中の痛み
背中の痛みは、単なる筋肉の疲労だけでなく、骨や神経、さらには内臓に関係している場合もあります。
例えば、椎間板ヘルニアや変形性脊椎症など、整形外科的な疾患によって起こることもあります。
また、腎臓や消化器系の病気が背中の痛みとして現れるケースもあるため、長引く痛みや強い違和感を感じる場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。
背中に良いマットレスの選び方
1.「支持力」と「体圧分散性」のバランスが鍵
背中の痛みを和らげるマットレス選びで最も重要なのは、「しっかり体を支える力(支持力)」と「圧力を均等に逃がす力(体圧分散性)」のバランスです。
背骨が自然なS字カーブを保てるように、腰が沈み込みすぎない支持力は必須です。
しかし、ただ硬いだけでは肩やお尻など出っ張った部分が圧迫され、新たな痛みの原因になりかねません。
そこで、体の凹凸に合わせてフィットし、圧力を一点に集中させない体圧分散性が重要になります。
理想は「芯はしっかり、表面はやさしく」フィットするマットレスです。
2.体圧分散機能が高いマットレスが最適
体圧分散性能が高いマットレスを選ぶと、肩や腰など圧力がかかりやすい部分をやさしく支え、背中の一点への負担を防ぎます。
例えば、ポケットコイルの上に、低反発(メモリーフォーム)や高反発ウレタンを組み合わせたハイブリッドタイプのマットレスは、体のラインにフィットしながらもしっかり支えるため、寝姿勢を自然にキープできます。
また、通気性に優れた素材を選ぶと、ムレや湿気による不快感を減らし、快適な睡眠環境を維持できます。
3.マットレスの材質と背中への影響
マットレスの素材は、それぞれ背中への影響が異なります。
・高反発素材(ウレタンフォーム、ラテックスなど)
弾力性が高く、体を押し返す力で寝返りをスムーズにサポートします。
腰の沈み込みを防ぐ支持力に優れています。
・低反発素材(メモリーフォームなど)
体温と圧力に反応してゆっくり沈み込み、体のラインに沿って圧力を分散させます。
フィット感や心地よさを生み出します。
背中の痛みに悩む方には、どちらか一方というより、高反発の支持力と低反発のフィット感を両立させたマットレスがおすすめです。
プロが語る「背中の痛みが改善した」お客様の共通点
1.実際に寝て、寝姿勢を確認している
私たちが店舗でお客様を見ていると、背中の痛みが改善した方に共通するのは、必ずご自身で寝心地を試し、専門家と一緒に寝姿勢を確認していることです。
「朝起きたときの張りがなくなった」「腰や背中が支えられている感覚がある」といった声は、このステップを踏んだお客様から多くいただきます。
2.推奨されるマットレスの選び方
最適なマットレスを選ぶには、ご自身の体型、寝姿勢、そして痛みの種類を専門家に伝えることが大切です。
例えば、仰向け寝が多い方は背骨のS字カーブを保つ支持力が、横向き寝の方は肩や腰の圧迫を逃がすクッション性が必要です。
可能であれば、店舗で実際に寝心地を試し、ベッドアドバイザーに「背骨がまっすぐ保たれているか」を客観的にチェックしてもらいましょう。
最終的には「寝て試す」のが一番の近道
インターネットの情報や口コミだけで、背中の痛みに悩む方が自分に合うマットレスを見つけるのは非常に困難です。
なぜなら、最適な硬さやフィット感は、一人ひとりの体型や骨格によって全く異なるからです。
ブランドベッド専門店「メザメ」では、シーリー、シモンズ、サータなど国内外12ブランド、100台以上のベッドを常に展示しております。
知識豊富なベッドアドバイザーが、お客様の背中のどこが痛むのか、どのような寝姿勢が多いのかを丁寧にお伺いします。
そして、実際に様々なマットレスに横になっていただき、お客様の背骨のラインをチェックしながら、本当に体に合う「運命の一枚」をご提案します。
まとめ
今回は、背中の痛みの原因と、それを軽減するためのマットレス選びのポイントを紹介しました。
背中の痛みは、放置すると慢性化し、日常生活にも影響を及ぼします。
しかし、自分の体に合ったマットレスを選ぶことで、睡眠中に背中が正しい位置で支えられ、痛みを大きく改善できる可能性があります。
マットレスは「ただ寝るための道具」ではなく、「健康を守るパートナー」です。
もし名古屋近郊や東海地方でお住まいで、「朝起きると背中が痛い」とお悩みなら、ぜひ一度名古屋大須の「ブランドベッド専門店 メザメ」へご相談ください。
「目覚めた瞬間から、人生が変わる」ような、快適な朝をお届けするお手伝いをさせていただきます。
